成田山-適当な日帰り旅行-

グルメ

だらだらと、行った場所について書いても、多分面白くはない。
成田山新勝寺に関しての、旅行記なんて腐るほどあるだろう。
成田山とか言いつつ、山ではなく寺だった。だとか、鰻屋に人がめちゃ並んでいた。とか。
そんなのを聞いても「はいはい。またその話ね」ってなるはずだ。

だから、今回行ったことで私が得たことを結論として最初に示そうと思う。
(元来旅行に結論なんてないのだけれど。)

それは、少し興味があるくらいの場所であるならば、昼過ぎからでも動き出してほうがいいということだ。

もっと簡単に言うと、少し興味があることは簡単に諦めないほうがよいということだ。

今まで私は、どこかに出かけるのであれば、少なくとも午前中には目的地に着いていて、観光を始めていないといけないものだと思い込んでいた。今回も朝の8時か9時頃には行動を開始していようかと考えていた。しかし、寝過ごしてしまい午前中に成田山に着くのは難しくなってしまった。
寝過ごした自分が一番悪いのだが、これによって面倒くさいという怠惰な感情が強くあった。

で、何とか重い身体を起こして行動してみたら意外と楽しかったということだ。

以下が、実際に成田山に行ったレポートである。

目を覚ましたのは10時前。
終電まで飲んだ翌日にしては頑張って起きた方だと思う。苦しみながら食べた、シメのラーメンが功を奏したのか、気だるい感覚はありつつも二日酔い的症状は一切なかった。ただ、かなりの眠気があり、二度寝をしたいという欲望にあらがうことはできなかった。

結局、行動を開始したのは11時。
まずは、眠気を覚まし、軽い脱水症状を解決するため、1リットルのお茶を一気に飲み干してから、シャワーを浴びて家を出たのが半過ぎ。

タイミングのいい時間に特急に乗り換えられる電車があったので、駅まで少し走ることで時間を短縮することに成功した。12時前くらいの電車に乗ることが出来、成田駅に着いたのは12時半過ぎくらいだった。

今日は10月1日。
アメリカでは今日から新しい年度が始まる。そういうことなら初詣という気分で行ってもよかったのかもしれない。

日曜日なだけあって参道には観光客が沢山いた。少し歩きづらくはあったが、逆にその人波についていけば自然と入口までついたので、そういった面では楽だった。
一番優先するべき目的地は、成田山新勝寺なのであって出店ではない。見終わった後で時間があればくればいいしなかったら早起きできなかった自分を恨むしかない。そう言い聞かせて、人が並んでいる店を覗きたい気持ちを抑えてそそくさと進んだ。

まずは本堂に向かい、参拝をした。その横の社務所で御朱印をもらい、境内を周った。

平和大塔は一階から中を見学することが出来た。その歴史や文化についての説明や物品の展示が多くあり、自分が軽く知っていたこと以上の知識を仕入れ、それを深めることが出来た(ように思う)。

最後に成田山公園を一周散歩して帰路に就いた。

成田山公園から見上げた平和大塔

全部回り終えたのが14時過ぎ。結局1時間程度で見終わってしまったということになる。

元来た参道も少し散策する時間の余裕もできた。来るときに人だかりのできていた鰻屋には、待つことなく入ることが出来た。結果的に昼時を過ぎることになったので、むしろ最初にスルーしておいてよかったのかもしれない。大変美味なうな重だった。

それから、焼き立てのせんべいを買い原酒(日本酒)レモンサワーを飲んだ。特にレモンサワーは日本酒と混ぜられて提供されているところを見たことがなく試しにと思って挑戦したが、普通のレモンサワーより好みだった。その辺の居酒屋でもメニューに入れてはくれないだろうか。

起きた瞬間は全くやる気がなかったが、いざ行ってみたら楽しかったという日帰り旅行(?)でした。
とりあえず行ってみて、また行きたいと思ったら、それこそ次はガチガチに予定を立てていけばいい。何となく行きたいな、と思っている場所であればひとまず行ってみて道すがらに調べたり、期待外れだったらすぐ帰ったりそんな感じでいいんだなと、フラッと適当にいろんな場所に行ってみてもいいんだなって気づけたいい体験でした。

タイトルとURLをコピーしました